夜の桝形商店街を歩く

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 先日、ひさしぶりに仕事の帰り道に夜の出町桝形商店街を歩いてみました。
 いや、正式には"自転車を押して"、歩いてみました。

 子供の頃は、よく母の買い物についてきていたので、その頃はとても大きな商店街のようなイメージがあったのですが、今考えてみると、ほんとにまちなかの地元の中規模の商店街なんだなと感じます。それだけ、大人になったんですね。

 ここ最近は、あるアニメのモデルとなったとの事からも非常に多くのひとで賑わっていたこの商店街。私の幼い時は、それはもうとても賑わっていましたし、どのお店もシャッターが開いていました。

 そして、何よりも私にとって色んな思い出がある商店街なんです。特に昔から、今川焼やたこ焼きはやってはりましたから、よく母にせがんだものです。あとは、岡田のお肉屋さんで、扇型ハムとコロッケをよぅ買いに行きました。(食べ物の話ばかりになっていますね、笑)

 更に幼い頃の商店街での一番の楽しみは、現在でも続けて行われている七夕の夜店でした。商店街が夕刻頃になると少し早めにお店を閉め始めて、商店街のお店のおっちゃんやおばちゃんがスーパーボールすくいやルーレットの当てもん等々、色んな夜店を出してはりました。あの頃はとても楽しかったなぁ。

 何故、そんなに楽しみにしていたのかというと、毎年、子供心に当て物系の夜店が楽しみやったのです。その理由は、その当て物で実際に二度ほど、特賞を引いたことがあったからなのです。一度は、南座の観覧券だったかな。それは、当時祖父と祖母にプレゼントすることになりました。もう一度当たった時は、ゲーム関係のものだったと思います。

 そういう事が思い出として、子供の頃に記憶されていると、やはりそこを離れていても愛着があるものですね。今年の七夕は、ちょっとのぞきに行こうかとすら思ってしまいます。

 他にも、昔からふたばさんとこにも、よくお土産用に買いに行った事がありましたし、夜ご飯が鰻の蒲焼きの時も、この商店街の専門店で買うというのが決まっていましたから。当時の日常がこの商店街でなりたっていたのです。

 ここ最近は、買い物になかなか来れなくなったけど、またこれからはちょこちょこお買い物にきたいと思った夜のちょっとしたお散歩でした。