幸せ

 「幸せ」。おそらく誰もが求め、あこがれ、そして、得たり、失ったりする。私のなかで、ひとつのキーワードになっている。学生時代のアメリカ人の講師が、いつも「Are you Happy?」と連呼していた。今になって思えば、楽しく、フレキシブルに学ぶことは「幸せ」なことなのだ。それなのに私は少し難しい講義になると、困ったような顔になってしまうので、このように問いかけられても仕方のないことだったのかなと振り返る。今はちゃんとこころのなかで、いつも「幸せ」か?という問いと答えを繰り返し、確認し、今日に至っている。

 よく他人の幸せより、自分の幸せを、ということばを口にするひともあるが、僕自身はどちらの幸せも大切にしたいし、ともに笑顔で友人・知人たちとその幸せな気持ちを分かちあいたいと思うことのほうが大きい。例えば、私の場合、自分が出来る範囲で、仕事の補助を依頼されたりする時は、ときどきプライベートの時間を空けて、可能な範囲でお手伝いするし、意見を求められたときは、素人ながらも客観的視点でコメントするときがある。これらを引き受ける理由は、可能であれば私が関わることで、少しでも友人・知人といっしょに問題や仕事を解決できたときの幸せを共有できればと思うからだ。

 「幸せ」ということばは、永遠のテーマだ。